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特別支援教育関係・病名一覧 

特殊教育諸学校や特殊学級の担当教職員のための病気に関する簡単な説明一覧です。
参考にしていただき、さらに詳しくは、専門機関に問合わせてください。


病  名 説        明
腎性尿崩病 脳下垂体から分泌される抗利尿ホルモンに対する腎尿細管の不応性を特徴とする比較的稀な疾患。尿を凝縮し尿量を減少させる事が出来ず、多尿多飲となる。
鎖肛 先天性直腸肛門奇形
生まれつき肛門が閉鎖している病気。
魚鱗癬 皮膚の最外層にあって外部からの侵入を防ぎ、体内の体液が体外への漏出するのを防いでいるのが表皮である。常に細胞分裂による新しい細胞が作られ、その後、角化という現象で最終的に角層を形成する。この表皮細胞の角化の異常に基づく先天性皮膚疾患者は遺伝性角化症と喚ばれ、その代表が魚鱗癬である。
ウイルソン病 多くの場合、3〜15歳の小児期に肝障害にて発見されます。肝病状は、疲れやすく、白眼のところや皮膚が黄色(黄疸)くなったりして気づかれます。しかし、多くは無病状にて、血中AST・ALTなど肝機能の異常を指摘され、発見されます。
慢性銅中毒によく似ています。肝臓での銅代謝が障害され、肝臓中に取り込まれた銅がセルロプラスミンと結合できず、胆汁中へ銅が排泄されず、肝臓に貯まっていきます。そして、肝臓からあふれて血液中へ流れ出た銅が、脳・角膜・腎臓などへ蓄積します。常染色体劣性遺伝性の疾患です。
亜急性硬化性全脳炎
SSPE
麻疹が治癒した後、ウイルスが脳内に潜伏し、5〜10年後に活動を始めて脳細胞を侵す進行性の病気。初期の病状としては、物忘れがひどくなったり、てんかん病状が出現します。
ペルテス病
幼年性変形性骨軟骨炎
下肢(足)の付け根の骨が原因不明の血流障害で壊死する病気です。幼児期から学童期に発生し、治るまでには、短くても2年、長い場合は4〜5年もかかります。どのような場合でも、壊死した大腿骨頭は次第に自然修復され、正常な状態まで回復します。
筋萎縮性側索硬化症(ALS) Amyotrophic Lateral Sclerosisは略称ALSと言います。筋肉を統制する脊髄が犯されて行く神経難病です。病気が進むと、身体の自由が利かなくなり、話す事も食べる事も、呼吸をすることさえ難しくなります。頭脳の働きや眼、耳、感覚神経は障害されず正常に保たれる特徴があります。
プラダー・ウィリー症候群
さらに詳しくは、(クリック)
先天性の疾患。筋緊張低下、満腹中枢の欠陥による絶え間ない飢餓感、極めて旺盛な食欲が顕著に現れ重症の肥満に陥る。原因は不明で、15番染色体の異常が関係。
もやもや病 「ウイリス動脈輪閉塞症」脳の働きを支える太い動脈が詰まってしまう事により様々な症状が出ますが、詰まった太い血管の働きを助ける為に、無数の細い血管が脳の深奥に発達し、これをレントゲンで血管撮影すると、あたかもタバコの煙のように「もやもや」と写る事から、もやもや病の名があります。
IBD(Inflammatory Bowel Disease) 突発性炎症性腸疾患は、腸の粘膜に強い炎症が起こる病気。潰傷大腸炎とクローン病です。
潰傷大腸炎:大腸粘膜にのみ起こる病気。激しい血性下痢や粘血便が特徴。侵された範囲により重症度や再燃のしかたが違う。

クローン病:痩せ、下痢、不明熱、腹痛、痔ろうなどの自覚症状から始まります。消化管のどの部位にも発生し、穴があき他の臓器に繋がったりします。
肝炎 A型肝炎 排泄する糞便中に含まれたA型肝炎ウィルスが、食べ物や水、手指などについて、口から入り感染する。
B型肝炎
潜伏期間は1〜6か月
感染経路 血液、だ液、精液、膣分泌物などの体液を介して感染
●持続感染
●一過性感染
C型肝炎 主に血液を介して、C型肝炎ウィルスHCVに感染し起こる病気です。
潜伏期間は2週間から4か月
感染経路1輸血による感染、2注射針、メス、3夫婦間感染、母子感染など
アトピー性皮膚炎 皮膚のバリア機能が低下した病気で最近「バリア病」であると考えられています。
角層の細胞ゆよび細胞と細胞の間の間から物質が入りやすく、すき間が開いており、バリア機能が低下している状態。
アトピー体質の人は、生まれつき角質の皮肪量が低下していて、角層の水分量を保つ能力が低下しており、バリア機能が低下してた状態にある。
手の湿疹は、頑固である。手は、休むことなく常に何かに触れ、物理的及び化学的な刺激を受けている。
スキンケアの基本は、1に洗浄、2に保湿である。
調理実習、粘土あそび、栽培実習等等、それらの直後には必ず、時間をおかず手洗い、保湿クリームを塗る。(手袋が理想)細菌感染の可能性があるときは、専門医の治療を受ける。
側わん症


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