私的読書本の紹介
NO1

15 心では重すぎる 大沢在昌 1048円 大沢氏は、新宿鮫シリーズで、よく知られていますが、私立探偵「佐久間公」も書き続けている主人公です。かなり厚い本ですが、「おもしろい」。一つには、現代の若者を描こうと試みています。若者が読んだら違うというかもしれませんが。環境が変化しても、人はあまり変わらないという結論になるのかなと思ったが、なかなかそんな物でもないらしい。
14 バーティミアス ジョナサン・ストラウド 1900円 「イギリスでハリーポッターを抜いて第1位」という見出しに誘われ、購入した。厚さは、ハリーポッターに負けない本です。なかなか、はまる物語でした。3部作の第1部で「サマルカンドの秘宝」とタイトルがついています。
13 鉄道員
(ほっぽや)
浅田次郎 1500円 直木賞受賞作。短編8作品から成っている。高倉健の駅長の姿が印象的な作品。ただ、ひたすら、鉄道、汽車を守っている鉄道員の姿。少し、人生を考えてしまう作品です。
12 地獄は一定すみかぞかし 石和 鷹 1957円 小説「暁烏敏」(あけがらすはやと読みます)と副題が付いています。「わが歎異抄」の暁烏氏を資料を駆使し、描いています。仏教近代化運動の真宗大谷派の僧だそうです。私も宗教については、わかりませんが、「歎異抄」を読んでみたくなりました。(そのうち読んでみます)タイトルは、親鸞のことばです。
読むのに1月もかかってしまった読みにくい本。
11 窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子 1000円 古本屋さんから、もう一度読もうと思い買ってきました。(昔、古本屋に売ってしまった)ご存じ黒柳氏が出たトモエ学園、小林宗作(金子宗作)校長について書いたものです。トットちゃんの思考回路もおもしろいが、トモエ学園のすばらしい教育的な発想が伝わってきます。
10 吉里吉里人 井上ひさし 1900円 「きりきり」は砂を踏んだときに出る音のこと。日本の海岸に結構ある様です。北海道にもあるそうです。そう言えば、松前にもあったような気がしますが。「井上ひさし」は、好きな作家の一人なのですが、この本は、小さい文字で長い(厚い)。
聖職の碑 新田次郎 980円 新田次郎と言えば、山岳小説。長野県の理想主義と実践主義教育が見え隠れする。小学生の駒ヶ岳遭難を取り上げた力作。戦前、登山遠足がたくさんあったのだが、この事件以来、全国的にも少なくなったと聞いている。
堀の中の懲りない面々 阿部譲二 1000円 古本屋さんから買ってきた。100円だったので、というのが理由。でも、ユーモアたっぷりに書かれた人間模様。思ったより、おもしろい。
少年H 妹尾河童 上巻1500
下巻1500
古本屋さんから買ってきた。時間がなくて以前読めなかった本。戦争が、少年Hの目を通して語られている。少年Hは、もちろん「せのお」自身である。立花隆も「後々の世に残る1冊である」と評している。
ソフィーの世界 ヨースタイン・ゴルデル 2500円 「哲学者からの不思議な手紙」というサブタイトルがついている。世界中でベストセラーになった本なので、知っている人が多いのではないでしょうか。でも、最後まで読んだ人は、数少ないのでは。とてもベージが多い。「あなたは誰?」から始まるミステリー哲学書とでも言っていいのかな。
ハリー・ポッターと賢者の石 J・K・ローリング 第1巻1900
第2巻1900
第3巻1900
第4巻3800
「ハリー・ポッター」シリーズです。内容は、ご存じのことと思います。「賢者の石」を読んで、はまってしまった。でも、炎のゴブレットはちょっと長すぎる。一躍、「静山社」を有名にしてしまった。翻訳は社長の松岡佑子氏。ALSの日本で開催する国際会議の準備委員長でもある。
鯨の哭く海 内田 康夫 857円 内田 康夫と言えば、浅見光彦。捕鯨発祥地・太地を舞台とした殺人事件。
ナース ペギー・アンダーソン 1600円 全米のベストセラーのノンフィクションの本です。地味なひたすら、毎日の病院の日記を読んでいるような感じ。アメリカの医療制度は、スタッフ医は街に自分の医院を持っていて、そこで診ている患者のうち入院治療の必要な者を、自分がスタッフ医に任ぜられている病院へ送り込む。そして、その自分の患者の手術や回診のために病院にでかける。常時病棟で患者を預かっているのがレジデントです。「ガン病棟の記録」とサブタイトルがついています。
フォレスト・ガンプ1・2 ウィンストン・グルーム 1500×2 世界的なヒットそして映画化、アカデミー賞。「一期一会」の日本語がとてもピッタリだと思える作品でした。
1 氷点、続氷点 三浦綾子 920×2 「氷点」を読んだのは、高校の時ではないでしょうか。「続」を古本屋で見つけ、自殺を計った陽子のその後が読みたくなり、購入。