食育について
食に関する指導
「学校教育法等の一部を改正する法律」が平成16年5月14日に成立し、栄養教諭制度が設立した。
この制度の設立の背景にあるものとしては、「国民の健康を取り戻したい」「子どもに生きる力をつけたい」そのために新しい制度が必要だという考え
である。
食の指導
1 子どもの食生活と心身の健康の現状
肥満傾向児が年々増加し、それが誘因になる生活習慣病の低年齢化が進み、予備軍も増加している。心の健康面では、不登校、不安愁訴などの心の不調を訴える子どもたちも増加している。原因を探ると、孤食や極端な偏食、朝食欠食、食事内容の洋風化などの食の問題が浮き彫りになっている。
2 食環境や食生活の乱れ
核家族化や共働きの増加から、食生活のあり方が大きく変化し、家庭の教育力の低下が目立つ。生活習慣病を招くような生活習慣や乱れた食生活を余儀なくされている。
3 学校給食から食に関する指導の充実
国の骨太の政策「食育の推進」が打ち出され、家庭や地域と連携して進める食に関する指導や食の専門家としての「学校栄養教諭」への期待が高い。
4 学校給食を活用した食に関する指導
○学校給食の献立の教材化
○栄養教諭を食の指導の担い手として活用すること
5 栄養教諭が取り組む食に関する指導と食育
@個別の相談指導
A教科や特別活動・総合的な学習の時間等授業での指導
B食に関する指導や食育を効果的に進めるための連携・調整